ブルーノ・ワルター没後60年企画。メトロポリタン歌劇場での伝説のモーツァルト・オペラ・ライヴ3タイトル!限定発売!

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モーツァルト:歌劇≪魔笛≫全曲(英語歌唱)/ワルター(1956)【2UHQCD】
ルシーン・アマーラ(ソプラノ:パミーナ)、ブライアン・サリヴァン(テノール:タミーノ)、
ロバータ・ピーターズ(ソプラノ:夜の女王)、ジェローム・ハインズ( バス:ザラストロ)、
セオドア・アップマン(バリトン:パパゲーノ)、ローレル・ハーリー(ソプラノ:パパゲーナ)、
ポール・フランク(テノール:モノスタトス)、ジョージ・ロンドン( バス:弁者)、ほか
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター( 指揮)
録音: 1956年3月3日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
EPITA 033/4(2UHQCD) モノラル録音 国内製作 日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)

★ワルターはその芸術活動の大半をオペラ公演に捧げた人でした。1951 年に公の形でメトロポリタン・オペラに別れを告げたものの、56 年、「モーツァルト200 年祭に≪魔笛≫公演の指揮を」というビング支配人の熱心な誘いに「≪魔笛≫はモーツァルトの遺言」と捉えていたワルターは快諾、念頭にあった「自らの芸術活動の遺言を残すこと」を考え合わせ、この歴史的公演のステージに復帰したのです。本公演は全米にこの名作の理解を深めてもらうため英語歌唱で行われました。台詞も英語になることから、ワルターとビングが配役・歌手の選考を行い、最終的にはほぼ全員がアメリカ人のキャストに。メットの新旧スター歌手が勢揃いしております。★幕の間の休憩時間はともかく、幕中は途切れなしに収録されており、この頃の放送録音としては非常に鮮明な音質!高音域から低音域までしっかり伸びており、ノイズもきわめて少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤に勝るとも劣らない極上の音質が最新リマスターUHQCD 化によってさらにパワーアップ!ワルターの、≪魔笛≫の、最高の名演をご堪能ください。(メーカーコメント)

モーツァルト:歌劇≪フィガロの結婚≫全曲/ワルター(1944)【3UHQCD】
エツィオ・ピンツァ(バス:フィガロ)、ビドゥ・サヤン(ソプラノ:スザンナ)、ジョン・ブラウンリー(バリトン:アルマヴィーヴァ伯爵)、エレノア・スティーバー(ソプラノ:伯爵夫人)、ヤルミラ・ノヴォトナ(ソプラノ:ケルビーノ)、ほか
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター( 指揮)
録音:1944年1月29日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
EPITA 035/7(3UHQCD) モノラル録音 国内製作 日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)

★ワルターはメトロポリタン・オペラで、1942 年11 月に≪ドン・ジョヴァンニ≫と≪魔笛≫を再演、12 月には初めて≪フィガロの結婚≫を指揮しました。このときの様子が名著『ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』のなかで次のように書かれています。
 キャストはすばらしくて、ジョン・ブラウンリー、エツィオ・ピンツァ、ヤルミラ・ノヴォトナ、ビドゥ・サヤン、それにメットで初めて伯爵夫人役を歌う若いアメリカ人ソプラノのエレノア・スティーバーがいた。演出はヘルベルト・グラーフで、ハワード・トーブマン*によれば、「これまでのプロダクションより改善されていた。≪フィガロの結婚≫は安易な笑いだけの芝居ではない」と彼は書いている。「それゆえ、その温かさ、美しさ、不朽の人間性が輝いて、無慈悲な世界を元気づけるのだ。」これとは対照的に、『ヘラルド・トリビューン』のロバート・ローレンスは「魅惑と哀感ある部分と・・・(略)・・・感傷に堕する部分とが交互にあった。要するに、ワルター氏のアプローチは個性的であり過ぎた」と難じている。(『ブルーノ・ワルター 音楽に楽園を見た人』エリック・ライディング&レベッカ・ペチュフスキー共著、高橋宜也訳、音楽之友社2015年刊)*編注:『ニューヨーク・タイムズ』紙の有名な音楽評論家
今回の≪フィガロの結婚≫全曲CDは、メトロポリタン・オペラで翌シーズン(1943/44シーズン)に上演された舞台を音盤化したものです。エツィオ・ピンツァ、ビドゥ・サヤンら当時メットで活躍中のスター歌手をそろえた伝説的舞台、ワルターが指揮する極めつけのモーツァルト、それも名曲中の名曲≪フィガロの結婚≫全曲を聴くことが出来るとあって、すでに海外盤のLP やCD が数種類出回っていましたが、今回国内初登場になるエピタグラフ盤はファンならずとも注目度NO.1のCDです。
★この頃の放送録音としては明瞭で良好な音質。ノイズも比較的少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤のいずれにも勝るとも劣らない音質が最新リマスターとUHQCD化によってさらにパワーアップ!ワルターの貴重なライヴ録音≪フィガロの結婚≫(1944年)、初登場の国内盤にご期待ください。(メーカーコメント)

モーツァルト:歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫全曲/ワルター(1942)【3UHQCD】
エツィオ・ピンツァ( バス:ドン・ジョヴァンニ)、アレクサンダー・キプニス( バス:レポレッロ)、
ローズ・バンプトン(ソプラノ:ドンナ・アンナ)、チャールズ・クルマン(テノール:ドン・オッターヴィオ)、
ヤルミラ・ノヴォトナ(ソプラノ:ドンナ・エルヴィーラ)、 ビドゥ・サヤン(ソプラノ:ツェルリーナ)、
マック・ハレル( バリトン:マゼット)、ノーマン・コードン( バス・バリトン:騎士長)
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
ブルーノ・ワルター( 指揮)
録音:1942年3月7日 メトロポリタン歌劇場、ニューヨーク(ライヴ)
Produced by Epitagraph(原盤:エピタグラフ)
EPITA 038/40(3UHQCD) モノラル録音 国内製作 日本語帯・解説付(解説:山崎浩太郎)

★ワルターは1939年、63歳でアメリカに移住してから、しばしばメトロポリタン歌劇場でオペラ上演の指揮をしました。1941~46年の間に特に集中的に出演、≪フィデリオ≫(7回)、≪売られた花嫁≫(4回)、≪ドン・ジョヴァンニ≫(9回)、≪オルフェオとエウリディーチェ≫(2回)、≪魔笛≫(17回)、≪フィガロの結婚≫(6 回)、≪運命の力≫(8 回)、≪仮面舞踏会≫(10 回)を指揮しています。その後は51 年に≪フィデリオ≫(5 回)を指揮してからメット指揮活動から引退したものの、56~7年に「モーツァルト生誕200年記念公演」に復帰して≪魔笛≫(7回)を指揮しております。本ディスク(1942年3月7日のライヴ)はメットでの≪ドン・ジョヴァンニ≫初演からちょうど1年後の記録です。
★歌手陣はタイトル・ロールに当時メットで人気が沸騰していたイタリア出身の名バス歌手ピンツァ、レポレッロには「ボリス・ゴドノフ」役で有名なロシア出身のキプニス、ドンナ・エルヴィーラにチェコの美人ソプラノ・ノヴォトナ、 ツェルリーナにはブラジルが生んだコロラトゥーラの名手サヤン、ドンナ・アンナにはアメリカのバンプトンを配し国際色豊かな顔ぶれ。特にピンツァはこの役が一世一代の当たり役で、豊麗な美声と端麗な容姿を披露してします。
★ワルターの指揮は「窓辺のセレナーデ」(ドン・ジョヴァンニ)や「ぶってよマゼット」(ツェルリーナ)などの名アリアではやわらかく抒情性あふれる音色や暖かく優美な響きで包み込みながら、一転して地獄落ちの場面ではフルトヴェングラーの名演と比較されるほどの劇的緊迫感がみなぎる激しい感情の爆発!このオペラの持つ2 つの側面、「シャンパンのアリア」(ドン・ジョヴァンニ)や「カタログの歌」(レポレッロ)に代表される“喜劇”の面、ドンナ・アンナの復讐劇や地獄落ちの場面に代表される“悲劇”の面の両面をワルターはなんと的確に描き分けていることでしょう。
★ラジオ中継のアナウンスもノーカットで収録した完全盤。幕の間の休憩はともかく、幕中は途切れなしに収録されており、歌手陣が名アリアを披露した後の観客の長い拍手や歓声もアナウンスが被さるように入るまで続き、会場からの実況中継を聴いているような雰囲気になります。この頃の放送録音としてはきわめて明瞭で良好な音質。ノイズも少なく聞きやすいレベルです。従来の海外盤のいずれにも勝るとも劣らない音質が最新リマスターとUHQCD 化によってさらにパワーアップ!ワルター・ファンならずとも必携必聴のモーツァルト≪ドン・ジョヴァンニ≫(1942年)、初登場の国内盤をご堪能ください。

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