2019年、長い伝統と権威を誇るミュンヘン国際音楽コンクールチェロ部門において日本人として初めて優勝する快挙を果たした24歳の新進気鋭のチェロ奏者、佐藤晴真(さとう はるま)のサード・アルバム。
アルバム『歌の翼に~メンデルスゾーン作品集』は、昨年に続き今年のリサイタルでも取り上げていくメンデルスゾーンの作品を収録。演奏される機会の少ないソナタから、美しい旋律をもつ協奏的変奏曲、メンデルスゾーンの最も有名な歌曲である「歌の翼に」、ピアノ独奏のための「無言歌」のチェロ版まで。メンデルスゾーンの様々な側面、魅力を垣間見ることができる内容となっています。
レコーディングは埼玉県にある秩父ミューズパーク 音楽堂で3日間に亘って行われました。ピアニスト 久末航との気持ちが呼応した演奏も聴きどころとなっています。
今作のサード・アルバムについて佐藤晴真は、「作品はとてもシンプルで明快な作りですが、その音一つ一つには心からの感情が込められているようです。時に喜びに心躍らせ、時に自らの出自と重ね葛藤する。完璧な様式美を持つメンデルスゾーンの作品たちを、久末航さんの素晴らしいピアノと共に是非お聴きください!」とコメントを寄せています。(メーカーコメント)
収録情報
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
1-3.チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 Op.45
4.無言歌Op.109
5.歌の翼にOp.34-2
6.協奏的変奏曲 ニ長調 Op.17
7-10.チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58
佐藤晴真(チェロ) 久末 航(ピアノ)
録音:2022年11月14日~16日 秩父ミューズパーク 音楽堂