フルトヴェングラーの戦後初のザルツブルク音楽祭での演奏が高音質で復刻!

  • URLをコピーしました!

ブラームス:交響曲第1番/フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
(1947.8.13ザルツブルク音楽祭公演)【UHQCD】【限定発売】


①ブラームス:交響曲第1番ハ短調 作品68
②ベートーヴェン:≪レオノーレ≫序曲第2番ハ長調 作品72(72a)
<ボーナス・トラック>
③ ベートーヴェン:≪レオノーレ≫序曲第2番のリハーサル風景

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
①ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
②ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
③ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:①1947年8月13日 祝祭劇場、ザルツブルク(ライヴ)
   ②1947年6月9日 ムジークハレ、ハンブルク(ライヴ)
   ③1950年6月11日 ブレーメン(リハーサル)
 モノラル録音
Produced by EPITAGRAPH
EPITA-041

★1947年8月、戦犯の疑いが晴れ、戦後初めてザルツブルク音楽祭に復帰したフルトヴェングラー。5月のベルリン・フィルとの定期”復帰”演奏会では「田園」「運命」の歴史的名演を披露していますが、8月13日にウィーン・フィルを指揮して締めの曲に選んだのは十八番中の十八番、ブラームスの第1交響曲でした。巨匠はテンション最高潮で気合十分、怒涛のフィナーレに向け、劇的・壮烈・白熱した演奏を展開。ウィーン・フィルは緊張感みなぎるアンサンブルを示し、弦・管楽器の名手たちの魅力が随所に。第2楽章では弦楽器がみずみずしく歌い、ボスコフスキーのヴァイオリン独奏も美しい限りです。
この歴史的演奏会の音源、放送原盤の所在が不明で、従来は不十分な音質の音盤しかありませんでしたが、ついにエピタグラフが最高に良好な音質のCDを発売!
★カップリングの余白には、巨匠のディスコグラフィーのなかで5月のベルリン、8月のザルツブルクの間に記録されている6月のハンブルクから「レオノーレ」序曲の2番を収録。嵐が吹きすさぶような演奏として有名ですが、今回の音源はノイズこそ若干残っているものの中低域に厚みがあり、迫力も申し分ありません。
★さらにボーナス・トラックとしてこの曲のリハーサル風景を収録。CDは仏フルトヴェングラー協会、ディスク・ルフランでしか出たことがない、現在入手不可能なお宝音源です!放送目的で録音された4分弱の短いもので、コーダに入る部分、舞台裏のトランペットから始まっております。終結に向かってフルトヴェングラーは猛烈なアッチェレランドをかけ、さすがのベルリン・フィルも指揮についていけず、アンサンブルが一部破綻していますが、おかまいなしに指揮棒を止めず突き進む有り様はあの「バイロイトの第九」(1951年7月29日)リハーサル時のフィナーレ・エンディングの混乱・興奮ぶりを思い起こさせます。
★丁寧かつ最新技術によるリマスタリング、しかも“高音質CDの決定版”UHQCDにして発売! ブックレット解説は『カラヤンとフルトヴェングラー』(幻冬舎新書)等でおなじみの中川右介氏。(キングインターナショナル)

戦後初のザルツブルク音楽祭での演奏となったブラームスの交響曲第1番は、1947年のライヴ録音で、もちろん音の古さはありますが、オーケストラの音が明瞭に聴き取れ、その演奏のすさまじさが体感できるものです。さすがは丁寧なリマスタリングで定評のあるEPITAGRAPH!ハンブルクの「レオノーレ」、ベルリン・フィルとのリハーサル風景も貴重です。中川右介氏の解説も大変興味深いものです。(山野楽器スタッフ)

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

Be Happy With Music
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次