ベルリン・フィル・レコーディングスのラフマニノフ生誕150周年記念アルバム第1弾!ペトレンコとゲルシュタインによるピアノ協奏曲第2番!

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『ラフマニノフ150』
キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)

キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS/キングインターナショナル

SACDハイブリッド KKC6741 輸入盤国内仕様日本語解説付 9月上旬発売予定

収録情報

ラフマニノフ150
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
・ピアノ協奏曲第2 番ハ短調作品18 (31’07)*
・「メロディー」~幻想的ピアノ小品集op.3 より 3番( 4’24)
・愛の悲しみクライスラー/ラフマニノフ編
・コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 Op.42 (17’48)
・「 夜の静けさに」6つの歌 op.4 ニ長調ゲルシュタイン編曲

キリル・ゲルシュタイン(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団* キリル・ペトレンコ(指揮)*
録音:2022年6月25日、ヴァルトビューネ、ベルリン(協奏曲)
2023年2月6日、フィルハーモニー、ベルリン(独奏曲)

★ラフマニノフ生誕150 周年を記念して「ベルリン・フィル・レコーディングス」から特別なアルバムがリリースされます。第1 弾はピアニスト、キリル・ゲルシュタインをフィーチャーした内容。これまでにもフランク・ペーター・ツィンマーマンなどソリストに焦点を当てたディスクがリリースされていますが、今回はゲルシュタインの独奏を含む構成となっています。
まずは、ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサートの2022年ライヴ録音。急病のダニール・トリフォノフに代わってキリル・ゲルシュタインが登場。2016年のベルリン・フィル・デビューと同じ演目ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。ゲルシュタインは出演が決まった際に、指揮者キリル・ペトレンコと2時間半のミーティングを行ったといいます。ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番のような有名な楽曲では、普通はそれほど打合せをすることはないそうですが、今回ペトレンコとゲルシュタインは互いの音楽観について徹底的に話し合ったそう。ゲルシュタインは、ペトレンコのどんなときも作品に敬意を払い、真摯に音楽作品と向き合い、再考する姿勢に感銘を受けたといいます。2022 年のヴァルトビューネはオール・ロシアプログラムで組まれており、シーズンを鮮やかに締めくくるコンサートでもありながら、ペトレンコの世界情勢に対するメッセージ性も含んだ内容と言えるでしょう。そして本番は、冒頭の鐘の音を模したピアノの和音。言わずと知れた10 度の音程は、ゲルシュタインの大きな手で難なく弾きこなし、第2 楽章の夢見るような美しい旋律、繊細なカデンツァ、第3楽章ではピアノの華麗な走句を展開しながら、ドラマティックなクライマックスへと突き進んでいきます。心の奥底まで響くラフマニノフの美しさ溢れる演奏となっています。
ゲルシュタインはこのアルバムに収録するソロ作品を考える際に、ピアノ協奏曲第2 番という中期の傑作を核としながらも、初期から後期の作品を網羅した生誕150 周年にふさわしい内容となるように選曲したといいます。まず、ポスト・チャイコフスキーを思わせる初期の傑作、幻想的小品集から「メロディ」。そして非常に親交の深かった20 世紀前半を代表するヴァイオリニスト、フリッツ・クライスラーに関わる2 曲を収録。クライスラーの名作『愛の悲しみ』のラフマニノフによるピアノ編曲版と、クライスラーに献呈した「コレッリの主題による変奏曲」です。最後は歌曲「6 つの歌」より第3 曲「夜の静けさに」をゲルシュタインによるピアノ編曲で収録しています。これらのソロ作品は、ベルリンのフィルハーモニー大ホールで特別に録音され、消え入るようなピアニッシモに至るまで美しく音を捉えています。
カバー写真:トーマス・シュトゥルート
キングインターナショナル

ベルリン・フィルの自主レーベル「ベルリン・フィル・レコーディングス」からラフマニノフ生誕150周年記念リリースがスタート!その第1弾として、2022年のヴァルトビューネでの録音となる名曲「ピアノ協奏曲第2番」が登場します。指揮はもちろん、首席指揮者のキリル・ペトレンコ。ピアノは急病で出演できなくなったダニール・トリフォノフの代役キリル・ゲルシュタイン。急遽の組み合わせにもかかわらず、異例なほどの長時間の打ち合わせをしたという両者の息がぴったりあった名演となっています。ベルリン・フィルの豪華なサウンドもさすがです。またカップリングとして、ゲルシュタインによるラフマニノフのピアノ独奏曲を収録。ラフマニノフの盟友クライスラーの「愛の悲しみ」のラフマニノフ編曲版や、ゲルシュタイン自ら編曲したラフマニノフの歌曲などメインとなるピアノ協奏曲第2番にあわせて自ら選曲したそうです。ベルリン・フィルがおくるラフマニノフ・イヤーのリリースにご期待ください!(山野楽器スタッフ)

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