すべての曲たちは、このように歌われることを切望していただろう。
舞台やリサイタル、母校東京藝大で後進指導など、幅広い活動を通し広く知られる名ソプラノの、7年ぶりの新録音。ここで披歴されるレパートリーは、文部省唱歌、外国の愛唱歌に新作と、聴き手を捉えて離さぬ魅力的な楽曲ばかり。メロディのワンフレーズ、言葉のひとつひとつにまで心血注がれた日本語歌唱は、こころの窓がやさしく開かれるような温かさをもたらせてくれます。
松下倫士の新曲と全編曲が彩りを加え、外国曲でのチェロが錦上花を添える、三縄みどりの「歌は人なり」を伝えるニュー・アルバムです。
オクタヴィア・レコード
その美しい旋律が心に寄り添い共鳴する 人と芸術を愛したプーランクの世界
「夜」に作曲家は何を感じ、誰を想ったのだろうか…フランシス・プーランクの研究で東京藝術大学の博士号を取得したピアニスト鈴村真貴子が《夜想曲集》《ナゼルの夕べ》《メランコリー》など、詩情あふれるプーランクの世界を鮮やかに描きました。確かな技術と深い研究によって、プーランクの求める音楽を真正面から捉えつつも、ミステリアスでチャーミングな作品の魅力を愛情豊かに届けます。
オクタヴィア・レコード
三原未紗子が魅せる コントラストの世界
三原未紗子は、2019年第26回ヨハネス・ブラームス国際コンクールピアノ部門にて優勝。デビュー・アルバム「NeueBahnen」では、見事なブラームス像を披露、新鋭ピアニストとして輝かしい道をスタートさせました。待望のセカンド・アルバムは「CONTRAST」と題し、“神と悪魔”を主軸に“静と動”、“バロックと現代” など、並置された2つの対比をテーマに、そこに生まれる世界をコンセプトとしたアルバムです。リストの傑作「ピアノ・ソナタ ロ短調」をメインとし、深い洞察力と確かな技術をもつ彼女ならではの視点から描き出される新しい音楽物語、その唯一無二の世界観をお楽しみください。
オクタヴィア・レコード