オクタヴィア・レコード2023年12月20日新譜情報

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伝統と革新を打ち出す、新たなる門出はモーツァルトの初期交響曲!

『モーツァルト:交響曲第31 番「パリ」、第23 番、第16 番、第17 番』
飯森範親(指揮)パシフィックフィルハーモニア東京
OVCL-00830 HQ Hybrid盤

伝統と革新を打ち出す、新たなる門出!
パシフィックフィルハーモニア東京は、1990 年に設立した東京ニューシティ管弦楽団から名称を変え、2022 年度より新たなスタートを切りました。初代音楽監督として飯森範親を迎え、「伝統と革新」というテーマを打ち出した意欲的な活動が注目を集めています。
第1弾アルバムに選んだのは、モーツァルトの初期交響曲。全てセッション録音で取り組み、楽員同士、熱い意見交換も交わし合いながら作り上げました。新たな門出にふさわしい華々しく軽やかなサウンドは、オーケストラのさらなる飛躍を予感させます。
オクタヴィア・レコード

モーツァルト:
交響曲 第31 番 ニ長調 K.297 (300a) 「パリ」
交響曲 第23 番 ニ長調 K.181 (162b)
交響曲 第16 番 ハ長調 K.128
交響曲 第17 番 ト長調 K.129

飯森範親(指揮)
パシフィックフィルハーモニア東京

録音:2023年2月6-7日(第23番)、4月4 -5日(第31番)埼玉・和光市民文化センターサンアゼリア、7月10-11日 東京・タクトホームこもれびGRAFARE ホール〈 保谷こもれびホール〉
(第16 番、第17 番)にてセッション録音

 東京ニューシティ管弦楽団から名称を変更し、パシフィックフィルハーモニア東京となるにあたって、初代音楽監督に選ばれた飯森範親は、「楽団自体が生まれ変わる必要がある」と考え、積極的なセッション録音を組む方針を打ち立てたそうです。確かに、最近のオーケストラ録音は、日本だけでなく、欧米でもライヴ録音がかなりの部分を占めています。そうしたオーケストラ録音状況の中で、しっかりとセッションを組み、録音を行うことは貴重な経験になり、オーケストラの一段の成長にもつながって行くのでしょう。実際に、楽員同士の熱い意見交換が生まれたそうです。
 そして、「デビュー盤」として、ここに選ばれた楽曲は、モーツァルトの初期交響曲という点にも注目です。バロック・ティンパニとナチュラルの金管楽器を導入し、パブロ・エスカンデがチェンバロ奏者として加わることで、普通のモダン楽器のオーケストラとは異なる響きを獲得、清新でさわやかな若きモーツァルト像を打ち出しています。歯切れのよいアーティキュレーションを聴かせる軽やかな弦楽器、明るい音色の木管楽器もスピーディかつ繊細な演奏を生み出しています。もちろん、オクタヴィア・レコードの優れた録音は、パシフィックフィルハーモニア東京の色彩感あふれる演奏を細部までとらえています。今後の録音にも大きな期待を抱かせるすばらしい演奏・録音です。(山野楽器スタッフ)

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