2024年に生誕200年となる偉大なるシンフォニスト、アントン・ブルックナー。この記念の年に注目のブルックナー・アルバムをご紹介します。
【初回生産限定盤】【日本盤のみSA-CDハイブリッド仕様】【グリーン・カラー・レーベルコート】
「ブルックナーの音楽はゲヴァントハウス管弦楽団のDNAの中にある」-アンドリス・ネルソンス
●指揮者アンドリス・ネルソンスとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による、ブルックナーの交響曲全集とワーグナーの管弦楽曲が組み合わされたCD10枚組ボックス・セットが登場。2023年11月の来日を記念して、日本盤のみ初のSACDハイブリッドをリリースします。
●2017年に第3番から始まった交響曲第1番から第9番のCD発売では、それぞれ作品同士関連付けられたワーグナーの管弦楽曲が選ばれて組み合わされました。このセットには初発売となるブルックナーの交響曲第0番とワーグナーの《リエンツィ》《さまよえるオランダ人》の序曲も新たに収録されています。
ユニバーサルミュージック
【Disc 1】
アントン・ブルックナー(1824–1896)
1-4. ブルックナー:交響曲 第0番 ニ短調(1869年ノヴァーク版)
リヒャルト・ワーグナー(1813–1883)
- 歌劇《さまよえるオランダ人》から序曲
- 歌劇《リエンツィ》から序曲
録音:2020年12月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 2】
リヒャルト・ワーグナー
- 楽劇《トリスタンとイゾルデ》から第1幕への前奏曲
- 楽劇《トリスタンとイゾルデ》から〈イゾルデの愛の死〉
アントン・ブルックナー
3-6. 交響曲 第1番 ハ短調 (1890/91年ウィーン稿・ブロッシェ版)
録音:2021年5月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 3】
リヒャルト・ワーグナー
- 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》から第1幕への前奏曲
アントン・ブルックナー
2-5. 交響曲 第2番 ハ短調 (1877年稿・キャラガン版)
録音:2019年12月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 4】
アントン・ブルックナー
1-4. 交響曲 第3番 ニ短調 (1888/89年稿・ノヴァーク版)
リヒャルト・ワーグナー
- 歌劇《タンホイザー》から序曲
録音:2016年6月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 5】
リヒャルト・ワーグナー
- 歌劇《ローエングリン》から第1幕への前奏曲
アントン・ブルックナー
4-7. 交響曲 第4番 変ホ長調 《ロマンティック》(1880年稿・ノヴァーク版)
録音:2017年5月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 6】
アントン・ブルックナー
1-4. 交響曲 第5番 変ロ長調 (1878年稿・ノヴァーク版)
【Disc 7】
リヒャルト・ワーグナー
- ジークフリート牧歌 作品103
アントン・ブルックナー
6-9. 交響曲 第6番 イ長調 (1881年稿・ノヴァーク版)
録音:2019年5月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 8】
リヒャルト・ワーグナー
- 楽劇《神々の黄昏》から〈ジークフリートの葬送行進曲〉
アントン・ブルックナー
2-5. 交響曲 第7番 ホ長調 (1883年稿・ハース版)
録音:2018年12月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 9】
アントン・ブルックナー
1-4. 交響曲 第8番 ハ短調(1890年稿・ノヴァーク版)
録音:2018年3月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
【Disc 10】
リヒャルト・ワーグナー
- 舞台神聖祝典劇《パルジファル》から第1幕への前奏曲
アントン・ブルックナー
2-4. 交響曲 第9番 ニ短調 (1894年稿・ノヴァーク版)
録音:2019年9月 ライプツィヒ、ゲヴァントハウス
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
■ドイツ音楽の世界的巨匠として人気の高いクリスティアン・ティーレマンとウィーン・フィルによる「ブルックナー:交響曲全集」が完成。2024年の作曲者生誕200年を記念するプロジェクトで、ウィーン・フィルが一人の指揮者で完成させた初のブルックナー全集です。11曲のうち5曲が今回初発売。
■2019年の第2番を皮切りに2022年の第9番まで4年間をかけて、ウィーンのムジークフェラインとザルツブルク音楽祭で、ヘ短調と第0番を含む全11曲が収録(第3番・第1番・ヘ短調・第0番はコロナ下の無観客演奏)。ヘ短調と第0番はウィーン・フィル初演奏、第1番は晩年のウィーン稿を採用しています。ティーレマンはウィーン・フィルの持つブルックナー演奏の伝統に寄り添い、豊潤かつ濃厚なサウンドを生かした流麗な解釈を披露。作品の構造を浮き彫りにする対向配置も効果満点です。
■日本盤のみハイブリットディスクでの発売。オリジナルマスターからのDSDリマスターはベルリンのb-sharpスタジオが担っています。
ソニー・クラシカル
ブルックナー(1824-1896)
DISC1
交響曲 ヘ短調 WAB 99★
[原典版(新全集X 1973年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021年3月27日&28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 2
交響曲 第1番 ハ短調 WAB 101 ★
[1891年第2稿(ウィーン稿 新全集I/2 1980年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021年4月12日~14日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 3
交響曲 ニ短調 WAB 100「無効」★
[原典版(新全集XI 1968年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2021年3月27日&28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 4
交響曲 第2番 ハ短調 WAB 102
[1877年第2稿(新全集新版II/2 2007年出版)/キャラガン校訂]
[録音]2019年4月25日~28日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 5
交響曲 第3番 ニ短調 WAB 103
[1877年第2稿(新全集III/2 1981年出版)/ノーヴァク校訂]
[収録]2020年11月27日~29日、ウィーン、ムジークフェラインザール
DISC 6
交響曲 第4番 変ホ長調 WAB 104「ロマンティック」
[1878/80年稿(旧全集 Band 4 1936年出版)/ハース校訂]
[録音]2020年8月19日~22日、ザルツブルク、祝祭大劇場
DISC 7
交響曲 第5番 変ロ長調 WAB 105
[原典版(新全集V 1951年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2022年3月5日~7日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 8
交響曲 第6番 イ長調 WAB 106★
[原典版(新全集VI 1952年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2022年4月30日、5月1日、2日、ウィーン、ムジークフェラインザ-ル
DISC 9
交響曲 第7番 ホ長調 WAB 107★
[原典版(旧全集 Band 7 1944年出版)/ハース校訂]
[録音]2021年8月1日&3日、ザルツブルク、祝祭大劇場
DISC 10 81:27
交響曲 第8番 ハ短調 WAB 108
[1887/1890年第2稿(旧全集 Band 8 1939年出版)/ハース校訂]
[録音]2019年10月5日&13日、ウィーン、ムジークフェラインザール
DISC 11 57:38
交響曲 第9番 ニ短調 WAB 109
[原典版(新全集IX 1951年出版)/ノーヴァク校訂]
[録音]2022年7月28日&30日、ザルツブルク、祝祭大劇場
★初発売
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クリスティアン・ティーレマン
[ユニテル]
レコーディング・プロデューサー:アーレント・プローマン
バランス・エンジニア:ペーター・ヘッカー
[ORF]
レコーディング・プロデューサー:フリーリアン・ローゼンシュタイナー
(ヘ短調・第0番・第1番~第3番・第5番・第6番・第9番)、
ミヒャエル・ブレース(第6番)
レコーディング・エンジニア:クリスティアン・ゴルツ
(ヘ短調・第0番・第1番・第3番・第5番・第6番・第9番)、
マルティン・ライトナー(第2番)
マスタリング・エンジニア:
マルティン・キストナー(b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)
作品への情熱的な献身、そして伝説に昇華する導き―日本の演奏史に比類なき足跡を刻み、去る8月15日に逝去した大指揮者 飯守泰次郎。
1960年代にミトロプーロス、カラヤン両国際コンクールに入賞。70年代からバイロイト音楽祭で歴史的公演に参加した後、東京シティ・フィル、名古屋フィル、関西フィル、仙台フィルの常任指揮者を歴任しました。シティ・フィルとは2000年、2010年にベートーヴェン全交響曲演奏会、さらに2000-08年には、演奏会形式を超えた<オーケストラル・オペラ>でワーグナーの7作品公演をおこないました。
2014-18年には新国立劇場のオペラ芸術監督を務め、ハリー・クプファー新演出による『パルジファル』を皮切りに、『ニーベルングの指環』を含むワーグナー作品を演奏、そしてカタリーナ・ワーグナーの鮮烈な演出『フィデリオ』でのベートーヴェンの精神を体現する名演は、同劇場開場20周年シーズンを国際的な成功へと導いたのです。
受賞歴も数多く、2000年第32回サントリー音楽賞、2012年日本芸術院賞、文化功労者は特筆すべきもので、2014年12月より芸術院会員を務めました。
弊社は1998年に演奏されたブルックナー「ロマンティック」以来、飯守指揮による数々の名演を製品化してまいりました。
当該CDは2023年4月7日におこなわれた、東京シティ・フィル特別演奏会の記録です。奇しくも最晩年の演奏となったブルックナー、すべての虚飾を排し人智を超えた境地がここにあります。
フォンテック
ブルックナー(1824-1896):交響曲 第8番 ハ短調
飯守泰次郎(指揮)東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
録音年:2023年4月7日/収録場所:サントリーホール
★大好評ロト&ギュルツェニヒ管のブルックナー全集シリーズ、第3 弾。ブルックナーの交響曲中とくに頻繁に改訂され第3 稿まである第3 番を収録しています。
心酔するワーグナーに捧げられ、同じく終生あこがれ続けたベートーヴェンの「第九」を思わせる楽想も入れ込んだ大作に対して、ロトが選んだ版は大胆な実験精神と喜びにあふれた1873 年初稿。ブルックナーのやりたいことが原形のまま詰まったスコアであり、一番長い演奏時間を要し、またロト自身が高く評価している稿でもあります。
★細部までこだわり、洗練された音を真新しく響かせていく充実の演奏。巨大な音楽でありながらも推進力に富み、まったく退屈せずに全曲を聴きとおせます。
颯爽としたスピード感を崩さずに重々しく分厚い音塊を巧みに積み上げていくフィナーレは息もつかせぬ衝撃的おもしろさ。アダージョ冒頭を始め、ふとした箇所であらわれる素朴な歌いまわしも実に美しくさわやかで絶品。終始、今まさに音楽が生まれんとする瑞々しさと輝き、感動に満ちあふれています。
キングインターナショナル
ブルックナー:交響曲第3 番 ニ短調 WAB103(1873年第1 稿/ノヴァーク版)
I. 22:59 / II. 16:20 / III. 6:07 / IV. 16:15
フランソワ=グザヴィエ・ロト( 指揮)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
録音:2022年9月/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)