アーティスト特集~アリーナ・イブラギモヴァ~『シューベルト:弦楽四重奏曲第9番&第14番「死と乙女」』

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『シューベルト:弦楽四重奏曲第9番&第14番「死と乙女」/キアロスクーロ四重奏団』

シューベルト:
交弦楽四重奏曲第14番 ニ短調《 死と乙女》 D810
弦楽四重奏曲第9番(第11番)ト短調 D173

キアロスクーロ四重奏団
アリーナ・イブラギモヴァ(第1 ヴァイオリン)
パブロ・エルナン=ベネディ(第2 ヴァイオリン)
エミリー・ホーンルンド(ヴィオラ)
クレール・チリヨン(チェロ)
録音:2017年3月/ドイチュラントフンク・カンマームジークザール(ケルン)

BIS KKC-5996(SACDハイブリッド)
輸入盤国内仕様

 アリーナ・イブラギモヴァが2005年に音楽学校時代の友人たちと結成した弦楽四重奏団、キアロスクーロ四重奏団は現代を代表する弦楽四重奏団の一つとして、世界的に高く評価されています。現在は、BISレーベルと契約し、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトらの作品のディスクをコンスタントにリリースしています。この録音は、シューベルトの名作「死と乙女」を収めたアルバムです。シューベルトの傑作として名高い「死と乙女」は、古今の名四重奏団が録音を行い、名盤も数多いですが、ピリオド楽器による録音は現在でも珍しく、これはその貴重な録音となっています。しかしもちろんピリオド楽器で弾いているだけがこの録音の特徴ではありません。作曲年代に合った演奏法とガット弦を用いることではじめて達成される解釈、そして各奏者たちの丁々発止の演奏が、グループ名通りの鋭い明暗を生みだし、シューベルト作品が持つナイーブな感覚を聴き手に見事に伝えています。シューベルトの名作の新たな名盤として高く評価される1枚です。

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